みんなで考えよう・・・!! 「グリーンハウス」の保存再生プランを
 
1932年に建設
[設計] アントニン・レーモンド(1888~1976)

レーモンドの設計で藤沢カントリー倶楽部として建築される

レーモンド自身、日本木造建築に近代的モダニティを見出し、「単純さ、正直さ、直截さ、経済性、自然さ」の五原則を設計の根本におき、さらに「From inside to out」という考え方で、外から見られるための住宅ではなく、住む人の生活様式を大切にした、簡素なたたずまいの中の豊かな空間作りを心がけている。
この考え方は、当時の多くの近代建築が外形にこだわったなかで、より普遍性のある近代的モダニティの実践だったといえる。
戦後間もなくに、再度、レーモンドの手によって藤沢カントリー倶楽部として建設されている。

旧モーガン邸など地域資源との視野に入れて
築70年の歴史的建築物『グリーンハウス』の保存再生について一緒に考えてみませんか?
                                               ※[ NPO法人 エコ住宅リサイクルバンクも参加しています。 ]※

 
グリーンハウスとは
 
グリーンハウスは、藤沢市の県立体育センターにある。
建築家アントニン・レーモンドの設計により、1932年(昭和7年)に藤沢カントリー倶楽部のクラブハウスとして建築された。
現在は神奈川県が所有する歴史的建築物です。
 
グリーンハウスの正面玄関
ラス側から階段を望む
リーンハウスの正面階段
     
グリーンハウスの天井トラス組
 

◇=【開催日時・検討項目】=◇
     第1回 〔2005年10月29日(土) PM15:00~17:30〕  保存再生の課題整理
     第2回 〔2005年11月26日(土) PM13:00~17:30〕  まち歩き・保存再生の用途と事業手法の検討
     第3回 〔2005年10月29日(土) PM15:30~17:30〕  提案のまとめ
     【各回ワークショップ終了後、懇親会 (会員制) を予定しています。】
◇=【会場 グリーンハウス】 (藤沢市善行 7-1-2 神奈川県立体育センター内) =◇
     第詳細は〔 神奈川県のホームページ 〕をご覧下さい
     交通:小田急・江ノ島線 「善行」 駅東口下車徒歩7分
◇=【問合せ先】 :神奈川県企画部政策課政策推進班=◇
     E-Mail: sei.0102@pref.kanagawa.jp
     TEL: 045-210-3056 & FAX: 045-210-8819

 

 
ワークショップで検討すること
 
修復で、再度盛り上がる市民運動を
建物単体だけではなく、体育センターの敷地全体の総合的な利活用計画の中でグリーンハウスの保存再生事業の実現を目指す。また、グリーンハウスの周辺には、藤沢市と日本ナショナルトラストが所得し保存が決まった「旧モーガン邸」(藤沢市大鋸)などが立地しており、これらの地域資源を活用した地域の魅力を引き出す周遊プランも検討します。
 
第1回 〔2005年10月29日(土) 〕保存再生の課題整理
   藤沢市善行地区の市民、東海大学生とのワークショップ
 
 
第2回 〔2005年11月26日(土) 〕まち歩き・保存再生の用途と事業手法の検討
   藤沢市善行地区の市民、東海大学生とのワークショップ
 
 
第3回 〔2005年12月17日(土) 〕提案のまとめ
   藤沢市善行地区の市民、東海大学生とのワークショップ
 
 

 
提案の総まとめ 「ワークショップ」 〔2006年01月29日(日)
 
みんなで考えよう“グリーンハウス”の保存再生を…!!
会場:神奈川県立体育センター内グリーンセンター
 
基調講演:『建築家レーモンドとグリーンハウス 』
   講師:三沢 浩 氏 (建築家=株式会社 三沢建築研究所所長)

  A.資料の説明
     ① レーモンドの略年譜
     ② 年代順の代表作品
  B.なぜレーモンド(1888-1976)のことを話すのか。
     ① レーモンド事務所に10年間勤め、「自伝」も訳す。
     ② 吉村順三は戦前の高弟だった。
     ③ 彼の手引きで事務所に入った。
  C.戦前のレーモンドの果たしたこと。
     ① ライトと来日、「帝国ホテル」を建設。
     ② 東京で18年間、近代建築を設計。
     ③ ライト風住宅で出発、影響を脱するのに苦労。
  D.グリーンハウスについて。
     ① 名門の藤沢ゴルフ、クラブハウスはスパ二ッシュ様式。
     ② それは当時のまま残る雄一のもの。
     ③ レーモンド設計の戦前の4つのうちのひとつ。
  E.戦前の日本に残した建築について。
     ① アメリカ企業と米軍のための仕事。
     ② 日本の企業の建て直しに協力。
     ③ 「近代建築」をさらに次元の高い方向に。
  F.何を日本文化の中に残したか。
     ① 五原則(単純、自然、正直、直截、経済性)の意味。
     ② 住宅に見る、和と洋の住まい方の合体。
     ③ 自然との合体と景観のとりこみ(内から外)。
 
 
 
アントニン・レーモンド主要建築作品譜 (横浜を中心に)
   【1917――1937 (戦前) *印は現存 】

  * 1921-24 星商業学校 :東京・五反田 〔RC・一部S造3階建1棟〕
  * 1921     東京女子大学総合計画 :東京・杉並
    1922     ポール・メッサー邸 :横浜
    1922     J・R・ギャリー邸 :横浜 〔木造2階建〕
    1924     フランス総領事館臨時建築 :横浜
    1924     オースチン邸 :横浜 〔木造2階建〕
    1924     シーバー・ヘグナー社事務所ビル :横浜 〔RC造3階建〕
    1924     ニプコウ邸 :横浜 〔木造2階建〕
    1925     メソニック協会 :横浜
    1925     シーバー・ヘグナー社生糸倉庫 :横浜・関内 〔RC造3階建〕
    1925     ラッセル邸 :横浜
  * 1925-26 エーリスマン邸 :横浜・山手 〔 木造2階建〕
    1925-26 J・萩原邸邸 :横浜 〔木造2階建〕
    1926-28 サルザー・ルドルフ社事務所ビル(デスコビル失’88) :横浜 〔RC造3階建〕
    1926-29 紐育ライジングサン石油会社ビル(失’90) :横浜 〔RC造3階建〕
    1927     横浜ユナイテッドクラブ(失’73) :横浜・関内 〔 RC造3階建〕
    1927-28 紐育ライジングサン石油会社ビル :横浜・関内 〔RC造3階建〕
    1927-29 ライジングサン石油会社社宅群 :横浜・根岸 〔木造2階建17棟〕
  * 1927-29 紐育ライジングサン石油会社支配人社宅(移築’84) :横浜・山手 〔RC造2階建(パークシティ本牧・クラブハウス)〕
    1928     チャータード銀行社宅 :横浜
    1928-29 H・T・ステープルトン邸 :横浜
    1928-31 アメリカ大使館及び官邸/H・ヴァン・ビューレン・マゴニクルに協力 :東京・赤坂 〔RC造3階・2階建〕
    1928-33 聖路加国際病院(最終案) :東京・築地 〔RC造7階建〕
  * 1929     ライジングサン石油会社社宅フラット(現フェリス女学院10号館) :横浜・山手 〔RC造2階建4戸10室〕
    1929     紐育ライジングサン石油会社社宅群 :横浜・本牧 〔RC造2階建〕
    1929-30 ソビエト大使館 :東京・麻布 〔RC造2階建〕
    1930-31 ライジングサン給油所 :横浜 〔 鉄骨造〕
    1931     相模カントリークラブ :神奈川 〔 木造2階建〕
  * 1931-33 藤沢ゴルフクラブ(現県立体育センター) :神奈川・藤沢 〔RC造2階建(グリンハウス)〕
    1934     フォード自動車組立工場(計画) :神奈川・藤沢 〔鉄骨造〕
  * 1936     レストラン不二家 :横浜・伊勢佐木 〔RC造3階建〕