| Wednesday, February 04, 2004, 13:50
2004/02/04 - Mainichi
住のヒント
リフォーム廃材出さずに古きを生かす
㊧リフォーム前の2軒 ㊨リフォーム後のつながった空間
同じ敷地内に親世帯と子世帯が隣接して家を構えているケースは意外に多い。建て替える必要はないが、2軒をつなげれば広く意るし、使い勝手も良くなる。「じゃあ、つないでしまえ」とリフォームした人がいる。神奈川県鎌倉市の鎌倉中央公園近くの高台に日下部義幸さん(72)宅はある。大手住宅メーカーのツーバイフォー工法(枠組み壁工法)で12年前に建てた2階建て。同U敷地内に亡母が暮らしていた築40年の在来工法の木造2階建て住宅が隣り合っている。両家の間」隔は約1.5㍍。この間をつなげて1軒にしようというわけだ。 異なる工法の2軒を一体化するに当たって設計者のNPOエコ住宅リサイクルバンク(横浜市中区、045・621・1384)理事長の二藤忠さん(54)がまず注意したのが、耐震補強。梁(はり)の補強はもちろん、根太(床板を支える横木)や大引き(床板や根太を支える横材)も入れ替えた。
在来工法住宅のヒノキ柱はしっかりしているので残した。在来工法住宅の和室はリビングにして、開口部はこれまでの高さ1.8㍍から2.3㍍に高くした。リフォーム後は、両家の間隔分(1.5㍍)が広くなったことにより、ツーバイフォー工法住宅のリビングとの一体感が高まり、実際以上に広く感じるようになった。また、壁に収められる引き戸にしたことによって、引き戸で遮れば各リビングを独立させ、よりプライバシーを高められるようにも意っている。補強を念入りにしたため工期は約3ヵ月かかったが「地震の時も以前に比べて揺れなくなりましたね」と日下部さん。また、絵を描くのが趣昧だという日下部さんは「大きな絵を置くにも困らないし、もし車いすの生活になっても自由に移動できる。何と言っても日当たりが良くなったのがいいですね」と喜んでいる二藤さんは「昔のほうが良い材料を使っていたこともあり、先代から受け継いだものとして残してもらいたいと思います。活用の仕方によっては新築と同等か、それ以上の住まいにすることも可能ですから」と信念を持つ。廃材の量も建て替えに比べて3分の1以下で済むという環境に優しいリフォームでもある。【樽昧典明】

Thursday, November 20, 2003, 13:46
2003/11 - Machikyo
"仕事人"招き未来見据える
◇中身濃かったフォーラム2003
10月31日、横浜市中区の情報文化センターで開かれたまち協の「住まい・まちづくりフォーラム2003」。今回は、本紙の連載企画でもある?まちづくり仕事人?を切り□に、50年、100年先においても地域の人々がいきいきと暮らし、個性豊かで美しい景観を創造するための実践的千法について議論を深めました。
第1部ではコーラスグループ「ボ二一ジャックス」のリードテナー・大町正人さんが基調講演を行い、日本人のまちづくりに対する意識の低さを指摘した上で、「一輪の花を愛でる気持ち」の大切さを強調しました。第2部は、県内各地でさまざまな活動に取り組む?仕事人?たちを招き、事例報告とディスカッションを展開=写真。地域に入り込んで「なりわい(生業)」をはぐくむことの重要性、まちづくり活動を楽しむ姿勢、いま話題の「特区」の積極活用など、示唆に富む討論が繰り広げられました。
来場者は一般県民、まち協会員、行政職員など70人ほど。昨年よりは若干少なめでしたが、来場者に対して行ったアンケートには「まちづくりの新しい視点をたくさん吸収した」「建築設計士はありきたりの小住宅建設の依頼が主体であるが、全体的なまちづくりの意識を持つように心がけたい」といった感想が寄せられ、主催者としてはなかなか内容の濃いフォーラムであったと総括しています。

Wednesday, November 19, 2003, 13:44
2003/11/19 - Kanagawa Lunch Meeting
民家保存通じ活性化
NPO法人と対話昼食会
横浜市の申田宏市長と市民との対話昼食会「カレーランチミーティング」が十八日、市役所市長室で行われた=写真。市内に事務局を置く特定非営利活動法人「エコ住毛リサイクルバンク」が民家保存を通しての地域文化活性化などを提案した。
同バンク(会員数十人)は二〇〇二年四月の設立。日本の住文化の継承と環境保護につながる民家の再生と保存を目指し調査研究活動などを続けている。参加したのほ同バンク理事長の二藤忠さん(54)=横浜市中区=ら六人。応募倍率六十倍を突破した。
六人からの提案は「歴史的地域の活性化を図る特区の実現」「歴史的建物の俣存制度の創設」「根岸競馬場の復元と地域資源としての活用」など多種多彩。この中で二藤さんらは「街中の歴史的な民家を保存することは自然もセットではぐくむことにもつながる。新たな地域の交流拠点ともなる。行政には民の力を引き出す工夫を望みたい」などと官民協働を説いた。中田市長は「フィーリングがぴったり合う提案はかりだ。犬変参考になった」と応じた。(有吉 敏)

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