メディア掲載記事
 
 

Tuesday, January 08, 2002, 12:36

2002/01/08 - The Reform

たけくらべの思い出のある柱を残す

相続の問題で長年住み慣れた家と土地を手離し、そこに新築されたマンションの一室に住むことになった施主。第二の人生は思い出に囲まれながら楽しむつもりだったが、新築マンションの一室では、何だか昧けなくて寂しい。そこで、古い家の思い出を少しでも新居に持っていきたいと住んでいた家の趣のある柱や鴨居などを新築のマンションの一室に設ける古材再生リフォームを行うことになった。

☆新築マンションに設けた古材を使った和室

実はこの施工を行った三井のリフォーム山手店(横浜市中区、二藤忠店長)のホームページを運営している業者の担当者が施主の息子だったというつながりから、古材再生のリフォームを行う経緯となった。当然ホームページを管埋している施主の息]子は、同社が古材を生かすリフォー一ムに注力していることをよく知っていた。ちょうどそこに自分の親が古く住み憤れた家を手放し、殺風景な新築マンションに住なという話が浮上してきたので、同社に相談を持ちかけたという次第だ。

施主の御夫婦要望は、子どもが幼い時にたけくらべをした古い跡が残っている柱や、見事な細工が施された鴨居を残したいということだった。8畳ある和室に柱や鴨居をとり入れる施工を行った。新材とのバランスをとる上で、柱と鴨居は、灰汁洗いを行い、仕上げ時に塗装を施した。和室の隣をはしる廊下の板も再利用したものだ。さらにその廊下の奥につくった網戸の扉も古材を用いたものだ。以前はなんとトイレの扉として利用していたものを再活用した。

☆古材に新材とのバラレスをとる上で灰汁洗いと塗蛙を施した
☆鴨居もきれいに蒋生利用した


 

Thursday, August 01, 2002, 12:32

2002/01/08 - Mainichi

落ち着いた空間にホッと
古民家再生マンションを見てきたマンション内に再生された民家の和室。欄問もすっきり収まっている(右はバルコニー)

☆心のいやしにもなる

古くなった民家を解体し、新築マンション内にその部材を利用して作られた和室を見にいった。丸々の再生は難しくても、一室だけ、部材の一部だけなら可能なようだ。住文化を残し、建築廃材を減らすことにもなる〃住のリサイクル"。こうしたコンパクトな再生を目指し、市民団体も設立されている。【大西康裕】

ヒノキの柱、敷居、かも居、ふすま、欄間、床の間など8畳の和室にある黒っぽい木はどれも年季が入っている。しかし、その部屋は新築のマンションにある。隣のリビングやもう一つの和室は新しい現代風で段差のないバリアフリー様式。フローリングの部屋と黒ずんだ柱の同居に違和感はなかった。旧新が合体したこの2LDKは、神奈川県横須賀市内にある。8畳間に使われた古い部材は、ここに住むことになる夫婦の元の家で使われていた。その家ば70年前に建てられ、99年に解体されたが、思い出のしみ込んだ家の再生を妻は強く願った。マンションはゼネコンが建築した。夫婦の希望である再生ができると考えた横浜市の住宅リフォーム専門店代表の二藤忠さんが、ゼネコンと交渉し、内装のうち再生部分だけを請け負った。完全な移転ではない。もとは10畳間の和室だったし、マンションの天井の低さはいかんともしがたい。しかし、コンパクトになっても欄間や床の間が堂々としていて、落ち着いた感じがする。その部屋にいなくてもリビングから眺めていても、何ともほっとできる空間が出来上がった。

再生には、解体に500万円、施工に350万円かかった。再生を考えて丁寧に解体するのとそうでないのとでは費用に倍の差がでるという。しかし二藤さんは「これからは広い古民家では暮らせないと、高齢でマンションに移る人が増えるがろう。その人にとっては、住んでいた家の再生は、いやしになる。孫や子供におじいちゃんもひいおじいちゃんもここで暮らしたんだよと言える。たととえ一部屋でもこれが日本の住文化だと言えるものが残せて、廃材を減らすのにも役立つ」と一石何鳥にもなることを強謂した。


民家の解体作業。高い天井が歴史を物語る

☆リサイクル推進へ市民団体もこうした民家再生を広げるため「エコ住宅リサイクルバンク・ヨコハマ」(045・290・9266)が昨年暮れ設立された。 理事長が二藤さんで、今春NPO法人に認証される見込み。事務局長の宮嶋良さんによると、主な活動は、各地にある古民家と、古い部材を使いたい人の双方のデータベース化と倉庫で部材を保管・販売する―の二つ。解体費用は古民家の持ち主の負担として、部材の売り上げでカバーし、NPOは手数料収入を得る仕組み。解体前に買い手と売り手がうまく結び付けば、解体の費用負担を両者で協議できる。

昨年中に30件を超す闇い台わせがあった。「100年ほど前に建てられた家に母が一人暮らしている。亡くなると、朽ちるだけに意るのが忍びない」「築70年の家に住んでいる。自分の死後、子供は売却するか、壊すだろうが残せないか」など。宮嶋さんは「再生可能かどうかを判断したり、再生技術を持った人材の養成講座も開きたい。専門家がいれば、解体作叢は素人にも手伝える。それを新しい仕事として広げられないか」と今後の構想を練っている。


 

Thursday, December 20, 2001, 12:29

2001/12/20 - Asahi Ichiku

新築マンションに移築
昭和初期の民家 建具再利用し8畳間再現

☆民家を再生したマンションの一室。二藤忠さんは「よみがえったようでしょう」という=神奈川県横須賀市で

「70年前に祖父母が思いを込めて建てた家屋を壊すのはしのびない」。神奈川県横須賀市の夫妻が新築マンションに、自分たちが住んでいた昭和初期の民家の一室を再生した。建具だけを再利用する例はあるが、空間そのものを再現するのは珍しいという。マンションは2LDK(99平方㍍)。ふすまや障子、ガラス戸、違い棚、床の間、投綱の模様の替院、鳳凰(ほうおう)をかたどった欄問。8畳の和室に使われているのは、天井と畳以外はこの夫婦が住んでいた民家に使われていた建具だ。配置も、もとどおりに再現されている。さらに、ふろの引き戸には縁側にあったガラス戸を、物入れのドアにはトイレの引き戸を再利用した。施工したのは、横浜市で住宅リフォーム専門店を営む二藤忠さん。工期は45日。民家の解体に500万円、建具の施工費に350万円かかった。妻(58)は「手間とお金をかけるだけのことがあるのかと不安だったが、部屋を眺めていると、こういう家に住んでいたんだとしみじみ感じる」と話す。二藤さんは、古い民家の保存運動を進めるNPO「エコ住宅リサイクルバンク・ヨコハマ」の理事長。明治から戦前に建てられた民家を処分する時期を迎え、マンションなどに移る家族が増えているという。「このままでは住宅がごみになるだけ。日本の住文化を継承するためには、民家を再生することが必要。毎年解体される1万戸の住宅から出される建築廃材を減らせば環境保護にもつながる」と二藤さん。同バンクは今後、どこにどれだけの古い民家があるかを調べ、全国規模のデータベースを作成。古材を提供したい人と便用したい人との橋渡しをする計画だ。

同バンク(電話090・5434・5266)。





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