木と語らい、木を知る ~悠久の美~
 
岩崎邸

〔岩崎邸古民家門再生概要〕
築72年古民家門移築再生工事
所 在 地 /東京都 品川区
着工/平成20年11月
再生企画プロデュース/NPO法人エコ住宅リサイクルバンク
施工/(有)シンセリティ・トリートメント・カンパニー(リフレッシュ山手店)

1. 施主からの要望
平成19年09月にお母様の友人であられる、上野様からご連絡を頂き実家に昭和12年建築の民家があるので、現調調査をして欲しいと依頼を受ける。
平成20年09月14日、野田邸の古民家無償譲渡の現地見学会を行った際、岩崎様のお母様から息子が自分の住まいの玄関に移築再生を行ないたいとのご要望を頂く。
都市部に残る今回の古民家無償譲渡を全て残すことはできないが、古民家門を同じ都市部に残す必要性を感じているとのご希望をお持ち、当エコ住宅リサイクルバンクに協力依頼。
若者である岩崎様は古民家や古部材にご興味をお持ちで、門の移築再生後をとても楽しみにしているとのこと。

2. 調査結果
古民家門の調査結果、構造材が“しっかり”しているので移築再生には問題ない。
移築再生先の岩崎邸の入口が幾分狭いため、事前調査が必要。
調査結果、古民家門の屋根を切り詰める必要性がある。
移築再生前の雰囲気を残すことで「扉と屋根瓦」の割り付けを重要視した再生を行う。

3. 施工のポイント
民家の歴史や野田様の想いを大切にし、また、将来の地球環境問題対策を考え、廃棄物の軽減や削減等の提言、提案を行うにおいて重要な一例と考えます。
狭い場所でも、事前調査が充分に行なわれることで、移築再生前の雰囲気を壊すことなく希望の移築再生は可能です。このことは、古民家再生工事の大小に関係なく云えることです。
また、施工時において苦労したことは、左側(道路側から)に既存建物が存在し、2階部分がはねだしており、既存建物壁面と古民家門屋根瓦との取り合い部分の雨じまいをおさめることです。
古民家や古部材に、ご興味とご関心をお持ちの岩崎様にご納得いく古民家門の移築再生ができ、また、岩崎様ご家族より感謝を頂きました。

 
 
【旧野田邸室内】
 
岩崎邸:古民家門移築再生後
 
岩崎邸:古民家門移築再生後