技を組む、匠の技法と精神
 
 
西岡常一棟梁:「美」の世界の映像ビデオが観れます。

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斑鳩の里の匠(たくみ)       (棟梁:西岡常一氏の遺徳を偲ぶ)〔2008年9月4日、生誕100年〕
 
 
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宮大工の技法と精神
 
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木を知る
 
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道具と技術
 
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木を組む
 
  「飛鳥建築の美」を学び、今の暮らしに生かす。
 「古を新に」変えずに修復する悠久の美が古建築にはある。

木造建築の技術は建ったまま見ても分らない。解体修理をすることによって、隅から隅まで知ることができる。約1400年前に建造された法隆寺大修理薬師寺復興を手がけられた西岡常一棟梁曰く、「木を買わず山を買え」との教えがある。
土質や風向き、環境を調べるところから建築用の材料調達を始めるべきである。西岡棟梁の教えは、「正土で育った木は素直で、粘土層で育った木は粘りがある。峠の木は同じ樹齢でありながら細くて硬く、節が多い。谷底の木は柔らかで太い。構造材には峠の木を、造作材には谷の木を、中腹の木は装飾材に使うと良い」。 古建築には木の性質を忠実に活かした公人の匠たちの「技」が生きています。

宮大工、千年の知恵。『語りつぎたい、日本の心と技と美しさ』
伝統的な日本建築では、構造の軸になる部分は基本的に釘は使わない。

日本古来の建築はただ、「木と木を組み合わせて木栓のみ」で止めているだけである。技術が低かったからではなく、あえて釘を使わなかった。そこが知恵なのである。
釘で木を殺してはいけないと木の本質を知っていたからこそであり、中世ともなれば釘に不自由することはなかった。それどころか、最近の釘よりもずっと質の良い和釘もありましたが、中世の棟梁は釘を使うことはできるだけ避けたのです。
古建築の地震や台風等への強さの秘密は、「貫」構造です。「木と木を組み合わせてこそ生きる」という基本的なことを、しっかりと守っているからある。たとえば、頭貫の他に柱と柱を繋ぐように横に通す化粧材「長押」を止めるのにためにだけ、必要に応じて和釘を使っています。

住んでみんか、直して暮らす古民家
神戸の山奥にある「箱木千年家」は、現存する最古の民家として知られる国の重要文化財。これまで室町時代の建築と思われてきたこの家は、調査の結果、約700年前の鎌倉時代に遡る可能性があると判明した。長寿の秘訣は、公人の匠たちの「伝統的継ぎ手工法」の修繕と、現代風でいうリフォームでの住まいを長持ちさせる考えと何ら変わりありません。
中世の公人の匠たちの発想は、規格品が溢れる中で暮らす、現代の私たちとは違っていたのです。

近年、美しい自然景観が至るところで惜しげもなく壊されている。
ここ数年、心ある人たちによって静かなる古民家再生と保存活用が、静かなブームを呼んでいます。

中国大陸から伝えられた寺院建築技法は日本の風土に合うよう様々な工夫がなされ、法隆寺で大成されてい。 公人の匠たちが「木に絶大な信頼をおいている」、このことは技術の底にひそむ根元的な考え方を見出す大変重要なこと、公人の匠としての哲学がそこにある。
木への信頼は、加工にしろ木組にしろ小細工を許さない。
100年も200年も昔に建てられた伝統的な民家の良さを現代に残す現工の匠たち。古民家の移築及び再生には、ほんらいは匠たちの現場での実地体験と養成が必要である。
しかし、日本の現工の匠たちの技術レベルはたいへん高いので、特に教育する必要はないのです。
それを生かす場があれば技術は残っていきます。都市に住む人がもっと古民家を再生して、そこに住むようにすれば、その土地の人も古民家を生かそうと考えるようになるのです。


西岡常一棟梁の千年先見通す『口伝』の重み。
そんなことをしたら、ヒノキが泣きよります。法輪寺の三重塔の再建のとき、近代建築工学の立場で設計された鉄骨補強を、一大工棟梁の彼はガンとしては受けつけなかった。

檜にはヒノキの「いのち」がある。鉄よりも長い「いのち」があります。そして西岡常一棟梁、自らの60年の仕事を通じ、木に生き、木の「いのち」を知った斑鳩の里の工匠(たくみ)西岡常一(にしおかつねがず)【1995年4月11日、満86歳で他界】氏は、自らの掌(たなごごろ)に孔をあけられるのを拒むように、鉄骨を通すためにヒノキの部材に孔をあけることを拒否し続けた。
それは、ある面では大阪の将棋差し、坂田三吉の、一芸に打ち込んできた人の、たとえ打首になっても、テコでも動くまいというしたたかな人生の腰のすわりが、その底に感じられた。
明治いらい三代の宮大工の腕を、法隆寺という古建築の宝庫のなかで鍛えられ、さらに焼失した塔の再現や、白鳳の幻の金堂の再興にたずさわってきた西岡常一という棟梁は、余人に代えがたい貴重な経験を積んできた人である。そして、日本の木造建築や古建築が最後のたのしみとしている台湾ヒノキが、すでに底をつきだしたという現在、ふんだんな材料を使って伽藍の復興や堂塔の建築を行ない得た最後の宮大工棟梁、というのが西岡常一その人になるのかもしれない。いわば、宮大工としてまことに恵まれた、最後のチャンスの場に立った生き証人であるともいえよう。
日本の文化の一つの特徴は、木の文化の系譜にあることを信じて疑わない私は、その木の文化の底で、木とともに生き、木の文化の伝統を受け継ぎ、支えてきた工人のはなしを、ぜひまとまてみたいと思っていた。その宿題の一つがこのようなかたちで、いまはたせる喜びは大きい。-以下 続く-
                    ※-「斑鳩の匠 宮大工三代 まえがきを一部引用」- 平凡社発行


西岡常一棟梁の書籍 及び ビデオ 紹介。
職人を目指される若者よりは、これから「家」を建てようと考えておられる若いかたに、是非とも一読及びビデオ観賞を願えれば幸いです。 【西岡常一棟梁に関する書籍:ご推薦をお願致します。】

1. 宮大工棟梁・西岡常一 「口伝」の重み」 (定価:本体¥1.600-+税); 日本経済新聞社
2. 斑鳩の匠宮大工三代            (定価:本体¥1.200-+税); 平凡社
3. 木のいのち・木のこころ(天・地・人)    (定価:本体¥857-+税);   新潮社
4. 木に学べ                   (定価:本体¥1.470-税込); 小学館
                                          ※【各書店へお問合せ下さい。】

1. 入魂の語りおろし:-ビデオ(規格;現在/VHS 全4巻/4時間20分)
    西岡常一『社寺建築講座』 (定価:本体¥35.000- =消費税込);〔セット販売のみです。〕
         お問合せ先: 株式会社 サンクラフト TEL:06-357-2710 & FAX:06-357-4223 
                            〒530 大阪市北区紅梅町1-14 カサビアン4-B
 

 
再生企画プロデュース&施工監理
(有)シンセリティ・トリートメント・カンパニー
他の団体活動:
NPO法人横濱楽座 理事長
NPO法人日本民家トラスト協会 事務局長
NPO本牧エコトランジットシティ協議会 会長
 

 

All About にコラムの投稿は終了致しました
日経の「プレスリリース」コーナーに紹介
【懐かしい民家を今にアレンジ。古民家でやすらぎ空間を】
耐久性にも優れ、廃材をださない環境にやさしい「古民家再生」は、日本の伝統と文化が息づく古民家をいかした新しい住空間スタイルです。古材の温もり。職人の巧みな技。住まい・生活に「和」あふれる安らぎの空間を提案します。

• Webvisionに特別記事寄稿
【日本の住文化を継承する「古民家再生」の技】
日本の住文化の継承、環境保護などの面から注目される「古民家再生」。実際に古い民家を新築マンションの中に再生した事例などを通じ、提案を続けているNPO法人エコ住宅リサイクルバンク代表の二藤忠氏に、その意義を伺いました。

• Jobdragonに記事掲載
【「紙と木でできた家」と表現される日本の伝統的な建築物。】
その多くは建て替えの時期を迎えると解体され建築廃材として捨てられてきた。有限会社シンセリティ・トリートメント・カンパニーを経営する二藤忠さんは、そんな民家の再生に取り組んでいる。

• オープンカレッジ2003「リサイクル都市」への道筋を探る
「モノ」を使っては捨てる便利な暮らしは、自然環境への多大な負荷によって成り立っています。
暮らしを見直し、限りある資源を"捨てずに活かす"試みは様々な分野で始まっています。住まいやまちづくりといった住文化に関わる視点から、循環型社会形成の可能性を探り、「ほんとうに豊かな暮らし」について考えていこうと思います。

曳家&解体
» 曳家工法とは…
住む街は、時代とともに街並みを変えて行く。新しい住宅やビルが建設され、道路、下水道、公共交通等の整備とともに、あるいは近代的生活様式で古い建築物が壊されている。正倉院の校倉作りや、神社、仏閣等の伝統木造建築を見ると保守、メンテナンスで永年の使用に耐えている。大切な財産である建物の場合、残せる物は残すことが重要である。
曳家は建物やものの移動技術、なんとピラミットで知られる、古代エジプトですでに応用されていた。紀元前3000年頃のその工法が、曳家のルーツ、原理は「てこ」と「ころ」。曳家はまさに5000年の歴史をもつ優れた文明の力、しかし極めて地味な仕事である。

 
 
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古民家再生建具現場採寸
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古材&古民具販売
 
 
此処に斯人(ひと)あり
~栄光の日本一に輝く人 田中利男氏~
流れる様な手さばき、急ぐでもなく滯るでもなく、まるで競歩の選手が、踵を地に着けて正確に、然も軽快な足運びでペースを進めて行く様に、花形組子作里の作業は、一秒の澱みもなく、順調な時計のセコンドを刻む様に進んで行く。これが1983年2月16日開催、第二回一級技能士グランプリ第一日の午前に於ける、代表田中利男氏の姿であった。
相当広い会場も我こそは日本一の栄冠をと、口には出さねど心の中、夫々の意気が漲っている様子が窺われる。然し田中君は淡々とした表情で、優位を占めようとする意欲があるのかないのか、平素の作業と一向に変わらない態度と気分しか見受けられない。
参加選手二十二名他業種現物の盛上りや、応援参観の人々の息吹きも含めて、会場内は既に興奮の渦壷に入ろうとしている。
                                                                  (建具かながわ 城山道人記より)
 
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事業者登録申請申込を行って頂くには、事前に事業者法人会員に登録して頂くことが必要です。
事業者法人会員登録手続き完了後、エコ住宅リサイクルバンク理事会の書類審査をさせて頂きます。
審査結果に依ってはお断りをさせて頂く場合もございます。
 
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